Blog日々のことなど

華道用折込鋸

2008.11.08.

鋸1.gif
主人が三木市の金物業者さんの依頼で製作に携わった鋸が、
 三木ニューハードウェア賞・デザイン特別賞 を頂きました。
以前にご紹介した、大学の産学連携事業で請け負った
剪定鋏の漆塗りとほぼ同時期に、主人の方にもこの依頼が来ました。
華道用の女性的な美しい折り込み鋸を作りたいという
業者さんのご希望に沿って、主人が柄の部分のデザイン、加工、
そして漆塗りをさせて頂くことになったのです。
剪定鋏は金属に漆を塗るという点で、試行錯誤を繰り返しましたが、
今回の鋸は、鋸刃がきれいに収まり、
尚かつ、使用時も刃の部分と柄がなめらかな曲線になるようにということで、
何度も業者さんと話し合いながら、
形を決める段階から、試行錯誤していました。
鋸2.gif
折込んだ状態がこちらです。
手前が 「金虫喰」という塗り方で、奥が「曙」です。
「金虫喰」は、金箔をふんだんに使用しており、華やかです。
主人が塗っている途中段階で見せてもらった時は、
金箔でピカピカしていてびっくりしたのですが、
最終的には漆とうまく融合し、華やかだけれど上品な雰囲気に仕上がりました。
「曙」は、剪定鋏にも使用した塗り方ですが、
研ぎ方を変えて、また違った表情になっています。
黒っぽい地に朱漆が映えて美しいです。
他の塗り方のものもありますが、
今回はこの二つの塗りの分を追加で注文頂き、
納める前に、慌てて写真に撮りました。
この鋸は「華鋸折込鋸」という名がついたそうです。
私は華道の経験はないのですが・・・
この鋸を見た時、着物の帯などを思い浮かべました。
和装の女性に、とても似合うような気がします。