Blog日々のことなど

播州織の椅子

2009.04.27.

少し時間があいてしまいましたが、
3月末、製作・納品が重なり、慌ただしくしていた時に
製作段階を少しずつご紹介していた椅子の続きです。
工房館椅子1.jpg
最終的な組み立て段階。
この後、座板を取り付ける前に
本体と座板を炭で黒く染め、オイルを塗装しました。
そして、オイルがある程度乾いた後、
座板の取り付けを行いました。
工房館椅子2.jpg
座板が取り付けられたものがこちらです。
ハイバックチェアのようになっていますが、
このままでは、背板の部分がすっきりし過ぎに見えます。
ここに・・・
工房館椅子12.jpg
播州織の布を巻くように取り付けて完成です!
播州織は、主に兵庫県西脇市を中心とした北播磨地方が産地の、
綿を主体とする先染織物です。
工房館椅子3.jpg
取り付ける前の布地です。
様々な種類の布地があるようですが、今回は昔ながらの
手動織り機で織られた、ザックリとした雰囲気の布を使用しています。
椅子は8脚製作しましたので、色や模様も8通りで様々でした。
私が現在勤めている大学では、地元の企業と連携し、
地場産業とまちの活性化を計るプロジェクトを進めている研究室があります。
 http://www.kobe-du.ac.jp/env/projects/nishiwaki.php
そのプロジェクトの一環として、閉鎖された播州織の工場を改装した
「播州織工房館」があります。
工房館椅子4.jpg
今回の椅子は、この「播州織工房館」に設置する為のものでした。
とても風情のある、素敵な建物です。
工房館椅子5.jpg
設置したところです。
昨年末に、ご担当の先生から私共2ほんの木に製作の依頼を頂きました。
播州織を使って椅子を作るということでしたが、
張り地にするには強度的に弱い為、
極力布地に負荷のかからないデザインをいくつか提案させて頂き、
打ち合わせを重ねた結果、今回のハイバックチェアの背板の部分に
巻き付けるデザインになりました。
この布はマジックテープでとまっているので、取り替えも自由に出来ます。
 http://www.kobe-du.ac.jp/env/practice/090411_post-8.php
工房館椅子6.jpg
播州織工房館では、播州織製品の販売やイベントも行われているそうです。
喫茶コーナーもあり、椅子に座って休憩して頂けます。
また、近所には国登録有形文化財の旧来住家住宅や寺社もたくさんあり、
趣のある町並みを楽しむことが出来ます。
西脇へは、2ほんの木からだと、車で20分ほどです。
播州織工房館内で販売されている、播州織のジーンズは
とってもかっこいいですよ!
ぜひ一度、お出かけになってみて下さい。